ポール・コリアー『最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?』
以前立ち読みで良い本だとは思っていたけど、図書館の予約の順番が回ってきたのでまた読んだ。やっぱりすごく良い本だった。おすすめ。 思いっきり要約すると、ここ数十年の間に、 先進の10億人+発展途上の50億人 という構図だった世界は、 先進or発展途上の50億人+底辺の10億人 という構図になりつつあるということ。...
View Article書評在庫一掃セール2009年10月版
最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。 ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『軍事とロジスティクス』★★★ 江畑謙介著。あまり知らない分野なので面白かった。 軍事とロジスティクス : 書評 : 本よみうり堂 :...
View Article書評在庫一掃セール2009年11月版
最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。 ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『クトゥルフ神話ガイドブック―20世紀の恐怖神話』★★...
View ArticleP.W.シンガー『子ども兵の戦争』
『ブラッド・ダイヤモンド』から連想して借りてきた少年兵問題の本。 少年十字軍みたいな集団狂気や末期のヒトラーユーゲントみたいなヤケクソはあれど、あくまで例外であり、有史以来古今東西を問わず子どもが軍事に関わるのは常にタブーとみなされていた。...
View ArticleP・W・シンガー『ロボット兵士の戦争』
『戦争請負会社』『子ども兵の戦争』の著者P・W・シンガーの本。面白い。これはかなり面白いぞ。 米軍無人機の活躍を見ることはもはや珍しくもなくなっているが、誰の想像も及ばぬほどのスピードで変化していく戦争の現在と未来。 第一部:私たちが生み出している変化 第二部:変化がもたらすもの と分けられているが、第一部の方が面白いかも。...
View Articleぼくのかんがえたせかいへいわ
ピンカーの『暴力の人類史』を読んで考えたこと。大半は今回初めて考えたというわけではないが。 『暴力の人類史』を読んでいることを前提とするが、必ずしも必須ではない。 価値観の話でややこしくなるのを避けるため、単純に人類間の暴力を減らすことを良しとする。ブロイラーの福祉とか、地球のため宇宙のためとかは考えない。...
View Articleおすすめ本書評まとめ2019年11月版
『宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃』★ 加藤文元著。例の望月新一のABC予想の話。 『THE ONE DEVICE ザ・ワン・デバイス iPhoneという奇跡の“生態系”はいかに誕生したか』★ ブライアン・マーチャント著。特別iPhoneに思い入れあるわけではないけど、面白かった。 『精密への果てなき道:シリンダーからナノメートルEUVチップへ』★★★...
View Articleおすすめ本書評まとめ2022年5月版
『英語独習法』★★★ 今井むつみ著。自分レベルの学習者には高度すぎるかも。しかし「スキーマ」の概念は面白かった。 『不平等の進化的起源: 性差と差別の進化ゲーム』★★★ ケイリン・オコナー著。個人的にはびっくりするような話はなかったのだが、改めて考えると非常に重要な話だと思う。多くの差別は特定の誰かの悪意によらずとも生じるのだという認識は政治的にも大事だろう。 『できる研究者の論文生産術...
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